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私の好きなウイスキーの世界や、Barでの出来事を通じて、

特に女性に興味を持って頂いたら嬉しいです。

単独インタビュー第11弾 「信濃屋食品 北梶 剛氏、緒方 博之氏を迎えて(3)」

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K:Q2、何故信濃屋さんに入社されたか?魅力についてですが、何故?と伺わない方が宜しいでしょうか?

北梶さん:いえいえ、聞いてもらって大丈夫ですよ。元々ワインのインポーターにいたんですけれど、そこに折角入ったんですけれど、ノルマが厳しい会社で、僕はやる気満々だったんだけれど、1カ月半でクビになったんですよ(爆笑)。

K:え?1カ月半?クビ、本当ですか?

北梶さん:はい。

K:絶対にファイトはある方だと思うのですけれど。

北梶さん:ファイトは好きなんですが(笑)、その時はワインもそうですがお酒自体全然分かっていなかったですよね。それ迄は全く違う仕事をしていましたし、格闘技で生計を立てて行こうと思っていましたし(笑)。ある時それを辞めて自分のやりたい事を考えて、好きな物事を考えた時のお酒でしたね。単純な理由でしたがなんか自分にはお酒の仕事が合っているんだという直感と根拠の無い自信があって、でも入ったらそういう結果になって(笑)、そこで折角決心したお酒の仕事を辞めるのも癪だなと思って、次の仕事もお酒の仕事をやろうと決めたんです。

K:ええ。

北梶さん:当時は地元の札幌に住んでいたんですが、北海道では大きいチェーンの酒屋さんの面接に行ったら、最初面接してくれた当時の上司とすごいウマが合って、そこで店長候補で働く事になったんです。

K:ええ。

北梶さん:それからすぐに店長になると仕入、販売、マネージメント等任されるわけですが、その時辺りからワイン以外のウイスキーやビール、洋酒全般に興味を持ち始めて、好きになるとネットで出ているウイスキーショップとか観る様になるじゃないですか?

K:ええ。

北梶さん:その時も信濃屋もそうだったんですけれど、リカーズハセガワさんや河内屋さん、リカーヴィラ・アイザワさんをはじめ色々見ている内に、こんなに拘ったウイスキーやこんなに凄いウイスキーがあるんだな、とかそういうイメージがずっと頭の中にあって。そこからいつかそんなウイスキーを扱う仕事がしたいという気持ちが出て来ましたね。当時はモルトを飲むきっかけもあったんですよ。Barの人と知り合って、Barに行ってモルトに嵌りだして、モルトを知りだすと特に当時の信濃屋のモルトの品揃えは凄い魅力的だなと感じて来て、そんな拘りのお店でバイヤーをやったら面白そうだなという気持ちがお酒を知れば知る程強くなって来てましたね。

K:ええ。それではもう最初から店頭でお客様に販売ではなくて、自分で仕入れたものを、いう事だったんですね?

北梶さん:ええ、そうですね。当時から自分で美味しいなと思って選んで、それをお客さんに買ってもらって喜んでもらえたりするのが凄い嬉しくて。そんな楽しい仕事ならもっと大きい規模で多くの人に伝えたかったですし、そんな思いもあるので、プライベートカスクでの反応が良い時が一番嬉しかったりします。

K:はい。私がこちらのベンリアックを頂いて(現在完売)、段々香りが変わって来ますね、と北梶さんにお伝えした時の表情が、「そうでしょう!」という嬉しそうな表情をされましたよね?そういう表情をされたので、そういうお気持ちの事なのだなと。

北梶さん:はい、はい。やはり嬉しいですね。

K:そういう事を直接聞く事が出来るのは、Barで聞く事が出来ますよね。そういうご意見は、注文されたメールでもご意見やご感想が吸い上がったりするのですか?信濃屋さんで購入されたウイスキーについてコメントされたりもするのですか?

北梶さん:ええ、そういうのは嬉しい事に、ありますよ。後で来る緒方君が担当ですが(後程登場されます。)ネット販売だと顔も見えない部分があるので、メールを頂く事があります。「この間のプライベートボトルは美味しかったです。」等聞くと喜びはひとしおですね。

K:ええ。

北梶さん:嬉しい限りですね。

K:ええ。以前Barである方とお会いした時に緒方さんもいらっしゃって。私がその方とお話を軽くしていて、緒方さんの事を「信濃屋さんの緒方さんなのですよ」、とご紹介をしたら、その方が「信濃屋さんで買っているんですよね」、とお話をしてその後名刺交換をされていたら、緒方さんがお名前を見てお分かりになって、「いつも有り難うございます。」と緒方さんが仰って。その方は「え?」と仰って、「いつも注文して頂いている方はきちんと覚えています。」、と緒方さんが仰っていました。

北梶さん:ええ。

K:それでその後お話が盛り上がっていらっしゃっていて、その方は喜んでいらっしゃいましたね。

北梶さん:そうですね。こっちも嬉しいから。こういうのを出した時に、1人でまとめて買ってくれたりすると、すげーなと思って。これは緒方君の話になると思うのですが、名前と住所しか分からないですが、どういう人なのだろうなと想像が膨らんだり(笑)。緒方君も、Barやウイスキーライヴで会ったりするとやはり嬉しそうですよね。

K:そうですよね。お顔が見えないですものね、ネットですと。

北梶さん:そうなんですよ。

K:そういうあったりする機会があるのは、その方達全てがBarにいらっしゃるとは限らないから、ウイスキーライヴだったり、フェスティバル、後はどの様な時がありますか?

北梶さん:やはりイベントの時が多いですし、特にモルトウイスキーに力を入れて売っているんで、結構モルトを飲むBarに行くとやはりうちのお客さんが来ている事が多いのですよね。

K:ええ。

北梶さん:例えば、Barで「こちらのお客さんも信濃屋で買っているんだよ。」というような感じで、紹介してもらうことも多いですし。そう多いですね。

K:でも嬉しいですね。そういう時に、反応が戻って来るのもお仕事の魅力の1つでもありますよね。

北梶さん:そうですね、そうですね。そういうのが1番嬉しいですね。Barで会って、「この間お勧めしてくれたボトル美味しかったですよ。」と言ってもらえるのは最高です。でも僕もまだまだ勉強中なんで、自分よりも多くのモルトを飲んで来た素晴らしい飲み手の方達に手厳しいご意見を言ってもらえるのも貴重なので、有り難く参考にお話を聞かせて頂きますね。

K:ええ、ええ、そうですよね。

北梶さん:「次はもっと頑張ります。」という気持ちになりますし。そういう風に仰っていても実は買って下さっているケースもしばしばですし。

K:結構そうなのですよね。そう仰っている方の方が実は買って頂いていたり。

北梶さん:そういうお客様やバーテンダーの方々に支えてもらっています。そのために頑張れる部分も大きいというか。

K:ええ。魅力についてと言うのは、反応が返って来たり、そういう場を目の当たりにした時に嬉しい?

北梶さん:そうですね。うちの会社に限ってと言う事ではないですけれど、他の酒屋でもそういう反応は嬉しいですよね。それにプラス商品的に魅力があった方がもっと楽しいというのがあって今の会社に入社したので。酒屋さんで樽を買ったりというのが、入社当時は殆どなくて。今は他の酒屋さんで時々やっていますけれど、酒屋さんで一樽買うって言うのはあまりやっていなくて、そんな新しい取り組みや提案を早くからやっていたのも信濃屋でしたし。

~緒方さん登場~お仕事でトラブルがあり、解決されてからのご登場。以下お2人のインタビューが始まります。

緒方さん:わざわざお越し頂きまして。

K:いえいえ。宜しくお願い致します。お写真は撮って行く事になると思いますが…。

緒方さん:あんまり顔出しはしていないのですが。

K:でもこちらには載っていますが。

緒方さん:それは仕方なく、です。本当は胡麻化したい所ではあるんです。

K:分かりました。それでは緒方さんはあまり出さない様にします。

緒方さん:そもそも始めは、ネットをやった時にメールマガジンをやる時に自分の名前を胡麻化して始めちゃったんです。

K:ええ。

緒方さん:ネット担当「お」です、という風にしたのがきっかけで未だにリアルなものが出し辛くなっちゃったんです。引っ込みがつかなくなっちゃったんで。

K:分かりました。それでは今回は北梶さんメインで。

緒方さん:それでいいと思います。

北梶さん: うちのブログでも顔を出していないから(笑)。

K:そうですね。分かりました。会話だけ入れさせて頂いて。今度のインタビューの方をお伝えさせて頂いている方には伝えていて、次が「信濃屋さんのお二人だ」と告げると、聴きたいね、と仰る方も多くて。

北梶さん:嬉しいですね。

K:でもお話をエスカレートしない様にね、と仰っていました(笑)。

北梶さん:楽しい感じだなと伝われば良いですよね。

K:私のサイトはメルマガでもないですしサイトに載せているだけなのですが、色んな方がご紹介してくださっているので段々とご覧なってくださっている方が増えて来ているのと、「次は誰なの?」と聞いてくださる方も増えて来て、ウイスキーを通じてご紹介出来たらなと思っています。私はしがらみがないので、そこは自由に出来ているのかなと思っています。そういう風にする事によって女性が行き辛かった所に行ってもらったり、1人でもそういう方が出来れば良いかなと思っています。始めたのは簡単な理由ですけれど、そこから今回11回目です。

北梶さん:凄いじゃないですか。

K:お陰様で。あれよ、あれよと言う間に。こちらの後、後3名程は決まっています。ですので、そういう事でインタビューをさせて頂いています。

早速緒方さんのお仕事内容を伺っても宜しいでしょうか?

緒方さん:ネットショップの管理、運営だけです。

K:緒方さんは入社何年目ですか?

緒方さん:入社、7月で8年。

北梶さん:長い、そんなになるんだ

K:北梶さんは何年目ですか?

北梶さん:僕は4年目とかそれ位ですかね。

緒方さん:8年目だと思います。

北梶さん:今年の秋で5年目なので。

K:という事は緒方さんが4年先輩ですね。仲良くていらっしゃいますよね。

北梶さん:緒方さんのお陰で良い仕事をさせてもらっています。

K:そうですよね。ですから今回お2人をインタビューさせて頂きたいと思ったのですよね。(4へ続く) (2へ戻る)


※当時のインタビューのまま掲載、移行しております。

但し、こちらでのサイトでの公開は、現在携わっていらっしゃる方のみにしております。

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