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私の好きなウイスキーの世界や、Barでの出来事を通じて、

特に女性に興味を持って頂いたら嬉しいです。

単独インタビュー第15弾 仙台旅行 再訪記念企画「Bar Andy 安藤 宗貴氏を迎えて(7)」

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K:以前こちらに伺った時、私芋虫の入っているお酒を頂きましたよね、そういえば(笑)、勧めて頂いてどうしようかと思いましたが、頂いて。そしてその時確かある方とも知り合ったのですよね。たまたま安藤さんと会話をしてソサエティについてお話をしていたら、その方が声を掛けて下さったのですよね。

安藤さん:あの芋虫食べました。

チーフ:はい。塩で。

K:凄いです。

チーフ:経験として。

K:そうですよね。

チーフ:現地では注いだ時に出てきたら幸運が訪れると言う事でグイッと行くそうです。

K:その後幸運は?でも注いで出て来たわけではないですものね。自らですものね。

チーフ:そうですね。触感はなかったですね。 

K:栄養はあるのでしょうかね。漬け込んであると言う事は。

チーフ:マムシとかサソリとかある位ですからね。滋養?とは聞いた事があるんですけれど。どうでしょうね。

K:そうでしたか。

チーフ:面白ですよね。サソリが入っているのもありますし、蛇が入っているのもありますし。

K:カクテル、美味しいです。私中々ロングカクテルは頂けないのです。水分があまり摂れない様ですぐにお腹がいっぱいになってしまって。だからウイスキーが丁度良かったのだと思います。

チーフ:1ショットだと量もそれ程ないですものね。

K:なのでハイボールが流行った時も1杯位しか飲めなくて。今回竹鶴ハイボールが出た時に、

チーフ:出ましたね。

K:はい、これは頂かなくてはと思って頂いたら美味しくて。

チーフ:美味しいですよね。

K:ただ飲み切れなくて、ゆっくりゆっくり頂いているのですけれど。あちらは美味しいなと思って、その後のプレミアムも出て。今日はこちらに来る前に昼間だったのですけれど、行くしと思って、周りの皆さんがお茶だったり、ジュースだったりの中で折角旅だしと思って、新幹線でプシュッと頂いて来ました。

チーフ:おお。

K:結構見られていましたけれど。お酒です、と書いてあるので。

チーフ:折角の旅行ですからね。

K:はい。味もしっかりして、炭酸をそこまで感じなかったので頂き易かったのですよね。

チーフ:そうですね。

K:有り難うございました。次のお勧めのウイスキーは何でしょうか?

安藤さん:最近ですとタリスカー、お客様に結構お勧めしているのはマッカランのファインオーク。クセがなく甘い。そのまま飲んでも美味しいですからお勧めしています。

K:はい。最初に仰ったタリスカーが良いなと思います。

安藤さん:はい。飲み方は?

K:はい、ストレートで。

安藤さん:美味しいですよ。

K:本当ですか?嬉しいです。

安藤さん:何て言いますか、元々美味しいウイスキーなのですが、非常に古酒というか入れたんじゃないかなと思うんですよね。より分かるのは、数年前18年が出たじゃないですか。飲んだ事ありますか?

K:ないです。

安藤さん:現行のものなんですけれど、美味しくなって。選んでいたら優柔不断になってしまって。

チーフ:比べても顕著に違いが分かる。

安藤さん:これで行きましょうか。間違いない。非常にフルーティです。いい樽を熟成したこれは良い樽だな、というのを入れているんじゃないかなと。これは勝手な想像ですけれどね。良い樽がいっぱいあったと思うんですよね。

K:ええ。

安藤さん:仕上がった時に。入れちゃったみたいな。色も濃いですよね。

K:そう、色が濃いなと思ったのですよね。

安藤さん:そうなんですよ。それで、顕著に分かるのがこちらの18年です。非常にフルーティな古酒のカスクが入ったんではないかなとそう思わせる。顕著に分かるのが18年で。こちらの現行の10年も美味しくなっています。非常に美味しくて、ですね。前のロットのものをですね、まだ残っていたBarに行って飲んだんですよね。全然新しい方の方が美味しくなっていて。

K:ええ。

安藤さん:とてもフルーティになっていますね。

K:楽しみですね。

安藤さん:ここ最近のオフィシャルボトルの中ではピカ1です。だと思います。

K:お勧めして下さったり、美味しいなと思うものだったりは、さっき横でお話をされていたのですけれど、沢山頂いてしまうと忘れてしまうのですよね。だからいくつかある内の中で早く頂かないと忘れてしまうのですよね。

安藤さん:そうですね。

K:美味しいですね。スッと入って来て何て言うのでしょう、余韻もある、

安藤さん:はい。

K:私の感じはこういう感じなのですよね、フワッと来て

安藤さん:そのフワッというのはきっとフルーティの香りとか様々なものを感じて香り高いですよね。

K:フルーティでもあって。

安藤さん:後、キルホーマンも入りました。

K:以前キルホーマンの蒸溜所所長さんにお会いした事があって、女性の会を開催していると伝えたら、セミナーをしてあげるよ、と仰って頂いた事があって。何かの機会に実現出来たら良いですよね。

安藤さん:今度はダンカンテイラーです。ボウモア。これ2本目なんですけれど。 

K:ダンカンテイラーはハズレがないという印象があります。

安藤さん:そうですね。

K:こちらでお会いしても顔を覚えて下さって、皆さん、フレンドリーですよね。今まではウイスキーライヴでお会いしていましたが、今度からはBar Showに変わりますね。(既に終了)

安藤さん:そうですか。

K:ウイスク・イーさん主催ではなくて、カクテルも出されるそうです。

安藤さん:そうなんですか。

K:沢山ウイスキーをご紹介して頂くとあれも頂きたいし、これも頂きたいしと悩みますね。

安藤さん:そうですね。

K:沢山頂くと忘れてしまうので、写真を撮ると(笑)。

安藤さん:写真を撮る方多いですよね。やはり忘れない様に、ですね。

K:ただ最後の方には、美味しければ写真を撮らなくても良いかなと思ってしまう事もあります。楽しくて。だから覚えている方は凄いと思います。

安藤さん:そうですよね。あと、ティーニニックもあります。

K:そうなのですね。私好きです。ウイスキーをご一緒させて頂く方やお好きな方は本当にウイスキーを沢山お持ちですよね。私はそこまで購入出来るわけではないですが、ニッカウヰスキーのものであればなるべく購入しようと思いますけれど、本当にボトルをお持ちの方はお持ちですよね。皆さんワインセラーみたいな所をお持ちですものね。ご自宅が広い方はご自宅にお持ちですし。20代の方でもお詳しい方がいらっしゃって、その方々もその様な所へ置かれていますものね。

安藤さん:あとこちらですね。第3代佐藤マスターブレンダーのサイン入り。

K:あら凄い。

安藤さん:未開封だったのですが、とても美味しいものですからもう1本置いていて。佐藤マスターブレンダーがいらっしゃった時に、眼鏡をこうして「ふーん」として樽番を見られたんですよね。手帳を出されてメモを見られたんですよ。アサヒのどなたかといてこれあれだよな、と仰ってウイスキーマガジンの2001年の優勝した時の兄弟樽じゃないかという話になって、ウイスキーマガジンの時の兄弟樽です、という事でサインしてくれたんですよ。そしたら開けられなくなっちゃって。 

K:そうですよね。見せるだけになりますよね(笑)。

安藤さん:開けられなくなっちゃいました。

K:でもブレンダーの方は皆さん、飲んで欲しいと仰いますよね。でもその商品が完売していたりすると飲めなくなってしまうのですよね。でもチャリティーをさせて頂いているので、その時であれば自分も飲みたいし、飲む機会にもなるのだろうと思ってそこで開封して飲んだりしているのですけれど。中々機会がないと、それしかない、サイン入り、だと開けられないですよね。

安藤さん:宝物です。

K:本当に。又サインを書いてくださるなら開けますけれどね。まだあるものなら。

安藤さん:特別な時にね。

K:はい。明日は宮城峡に行くのですけれど。

安藤さん:いいですね。

K:私は竹鶴12年を頂いて、美味しいなと思って、竹鶴さんのご本を読んで更に感動して、ニッカが大好きなのですけれど。でも女性にもっとウイスキーを愉しんでもらいたいなと思って。その様な時に、色々な方からアプローチを受けたりするのですよね。メーカーさんだったり、会を重ねて行く内に。サイトを見て頂いている方からも。ニッカさんが好きだから、サントリーさんとお話するのはどうなのかと勝手に思っていて。たまたま流れから、ある方輿水さんをご紹介して頂いて。その後お葉書を頂いて。その後も又お会いする機会があってご挨拶に伺ったら覚えていて下さって。それでお勧めのものありますか?と伺ったら白州18年を出して下さって。そうしたら美味しくて。

安藤さん:美味しいですね。

K:美味しい!と思って。そうしたら輿水さんがされていらっしゃったものだったのですよね。

安藤さん:そうですか。

K:そこからご連絡を取らせて頂く様になって、白州蒸溜所にも山崎蒸溜所にも伺って。その時に思ったのです。ウイスキーを好きだと言いながら、固執するのはどうかと思って。ニッカさんの精神は大好きですけれど、美味しいウイスキーは沢山あるし固執するのはどうかと思って。今はサントリーさん系列のお店にも私の名刺を置かせて頂いたりしています。輿水さんお会いした際に、ニッカファンなのです。という事を最初にお伝え致しました。そうしたら佐藤マスターブレンダーと同期でいらっしゃるですよね。切磋琢磨していた仲だよ、と仰って。

安藤さん:ああ、そうなんですか。

K:輿水さんの方が心を大きく持って下さって、そこからああ、と思いました。色々とご連絡を取らせて頂いている間に、今度女性ウイスキーの会に参加して頂けるというお話になりました。(開催済み

安藤さん:そうですか。

K:サントリーさんは本当に営業熱心でいらっしゃいますよね。

安藤さん:そうですね。Barで働いているとお客様でニッカ派の方とサントリー派の方がいらっしゃって、こちらでサントリーさんを出していると、マスターはニッカ派じゃないの?とか言われて、ニッカファンだと思っていたのに裏切られた俺、みたいに言われて(笑)、待ってください、みたいな。

K:(笑)。

安藤さん:あくまで公平ですから。

K:そうですよね。私の中でもよく分からない葛藤がありましたから(笑)。(最終章へ続く)      (6へ戻る)


※当時のインタビューのまま掲載、移行しております。

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