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私の好きなウイスキーの世界や、Barでの出来事を通じて、

特に女性に興味を持って頂いたら嬉しいです。

単独インタビュー第21弾 2014年 年末企画「Bar Malt House Islay オーナー鈴木 勝雄氏、バーテンダー瀧澤 祥広氏を迎えて(6)」

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K:変な話、Barをオープンしたいという方にとって厳しい世界になりそうですよね。

鈴木さん:もう現実に厳しい時期に来ていると思います。やろうと思うと簡単なので、やるのですけれどなかなか保たないですね。

K:震災の時に思いました。その時にオープンしたお店もあったけれど、その際に潰れてしまって常連の方がいらっしゃる、昔からのお客様のいらっしゃるお店が、皆様そちらを心配して顔を出したりして保っていた、と聞きましたね。

K:次の質問へ参ります。Q6まずは鈴木さん、今飲まれたいウイスキーは何ですか?

鈴木さん:今は特にないですね。なんでもOKです。

K:え?今ですよ、今。それでは瀧澤さんは?今ぱっと思い浮かぶウイスキーは?

瀧澤さん:すぐに思い浮かぶのは日頃から飲んでいるレギュラーのクライヌリッシュ14年やラガヴーリン16年です。心を落ち着かせてくれるモルトウィスキーなのでいつも飲んでいたいです。後は飲めなくなる前にオールドボトルのモルトを片っ端から飲みたいです。

K:分かりました。有難うございます。

Q6、お2人にBarやウイスキーでの定番の質問になります。Barでの感動した出来事、又ふと思い出す、思い出等ございますでしょうか?

鈴木さん:Barではないですけれどね、僕が1番印象に残っているのは、あれどこだったのだろう?グラスゴーかな?初めて行った時に時間潰しにパブに入ったのですけれど、早い時間に、おそらく16時過ぎだと思うのですけれど、そこでおばあちゃんが1人ウイスキーを飲んでいるのですよ。他にはだれもいない。

K:格好いいですね。

鈴木さん:スコットランドだなって思ったのだけれど。

K:素敵ですね。それはストレートだったのですか?

鈴木さん:ストレートというか、あちらの飲み方ですよね。あちらのパブをご存じの方は分かるかもしれないけれど、カウンターがあってボックス席がずっと並んでいるのですよ。で、小柄なおばあちゃんがトコトコってボックス席からカウンターに出て来て、バーテンダーさんにちょこちょこって何か言うのですよね。バーテンダーさんがすぐにロックグラスにウイスキーを注いで出すと、それに自分でカウンターの上のジャグから水を一垂らし、それを持ってまたボックス席に行って飲んでいるのです。

K:ええ。格好いいですね。

鈴木さん:スコットランドだなって、その時は思った。でもそんな人は滅多にいないのですよ、実は。

K:たまたまですか?

鈴木さん:そう。たまたま初スコットランドで出くわしちゃって。スコットランド人はやっぱりモルトをストレートで飲んでいるなと。後にも先にもそれが初めで最後ですけどね。

K:それは印象的ですよね。

鈴木さん:印象に残りましたね。それもまだ明るい時間でしたし。

K:良いですね。素敵ですね。

鈴木さん:おばあちゃんだから早い時間だったのかもしれないですけどね。

K:(笑)。確かにそうかもしれないですね。有難うございます。続いて、瀧澤さんは?ウイスキーに限らず、Barの出来事やご自身が行かれた時でも構わないのですが。ご自身がされて良かったから自分もしてみたいでも宜しいですし。

瀧澤さん:そうですね。シングルモルトが好きだと言うとどのお店に行っても良くしてもらっているのですが、うれしかったのは次から次へと見た事が無いようなボトルを出されて、すべて飲みきれるか怪しいくらいに次々にこれは飲んでおけ、と勧められたことです。そういったふうに色々勉強させてもらえるのがとても自分の為になったので同じように、うちにいらした方には色々なボトルを紹介して、お客様の知らない事をお話し出来たらなと思います。

K:それはどちらのお店ですか?

瀧澤さん:一番印象に残っているのは銀座のタリスカーさんです。1度しか行った事がありませんが。

K:それは好きだというのが分かったからこれもいいよ、これもいいよと教えてくださるという事ですよね。こちらが好きだと分かると、色々と愛情を持って接してくださいますよね、皆さん。瀧澤さん、有難うございます。(最終章へ続く)  (5へ戻る)


※当時のインタビューのまま掲載、移行しております。

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