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単独インタビュー第15弾 仙台旅行 再訪記念企画「Bar Andy 安藤 宗貴氏を迎えて(2)」

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K:以前ある方に銀座に連れて行って頂いた時に、あるBarへ伺った時に老朽化というので立ち退かなくてはいけないという事で、今は8丁目にありますね。銀座に昔からあったお店がそのビルから出ていかなくてはいけない等聞いて、現状はそうだったみたいですね。最近は分かりませんけれど。

 安藤さん:ええ。 

K:ですから何となく雰囲気が変わってきているのかなという気がします。 

安藤さん:時代的にそうでしょうね。やっぱりビル、70年から建っていたら。 

K:そうですよね。でもそういうお話を聞くと、何だか寂しい気がしますね。 

安藤さん:しますね。 

K:お付き合いのある方のお店は健在であるのですが、そういうお話を聞くと、ですね。 

安藤さん:もしKaoriさんの好きなお店が実際そうなったら泣いちゃうでしょうね。 

K:もう大変ですね。皆さんお好きなBarがあると思いますが、そのBarが好きで近くに引っ越す方がいらっしゃる位ですからね。そしてそこからお戻りになって。 

安藤さん:仙台に戻って修業中にお金が貯められなかったものですから、お店を建てる為の。 

K:ええ。 

安藤さん:4年近くトラックに乗って。 

K:ええ。 

安藤さん:空港の近くにあったトラックの会社に入って、4年半近くハンドルを握りましてお金を貯めて2002年にお店を始めました。 

K:それはこちらのBarを作る資金作りとしてBarを開くと言うのがあって、それまでの、そうだったのですね。 

安藤さん:ちょっとそれまでブランクがあるんですけれど。 

K:ええ。 

安藤さん:そこでカクテルのレシピとか忘れちゃって(笑)。 

K:4年、そうですよね。 

安藤さん:4年離れていてですね、トラックに乗っているのは、家に帰るのは週に2~3回でしたね。 

K:遠い所へいらっしゃっていたのですか? 

安藤さん:遠方と言っても近県なんですけれど、朝も夜も走ったんですよ。 

K:それは体力使いますね。 

安藤さん:トラックで寝ていたりしていたので。 

K:そうしますとゆっくり休めないですね。 

安藤さん:でもその中で空き時間を見付けて、仙台のBarはどうなっているのかなと思って、ちょこちょこと。 

K:ええ。いらっしゃっていたのですね。 

安藤さん:はい。 

K:その時は、Barを開こうと思っている事を伝えぬまま、Bar事情を知りたくて?それともお客様としてですか? 

安藤さん:はい、もし始めたとなればやっぱりお付き合いも始まるかなと思って。 

K:確かにそうですね。

安藤さん:やるんです、って言った所もあったし、そうですね、個人でやっていらっしゃる所は伝えたと思います。 

K:ええ。そこから4年ですか?そこから貯まったからという事ですか? 

安藤さん:本当は3年以内にと思っていたのですが、ある程度お金が貯まって来ると欲しいものも出て来るわけですよ(笑)。

 K:ええ。 

安藤さん:お店の為に貯めているだろうと言うんですけれど、途中で欲しい服が出てきたりとか。 

K:確かにそうですよ。 

安藤さん:あ、この服10万安いじゃん、とかって。 

K:(笑)。 

安藤さん:貯まって来ると。それまで貯金なんてした事なかったですよ。10万円以上。お店を建てるとなるとそれなりにないといけなかったんで。それで1年位遅れました。無駄遣いしちゃって(笑)。 

K:はい(笑)。やはり駅から近いところを選ばれたのですか?実際近いですものね。立ち上げからこちらで宜しいのですか? 

安藤さん:ええ、そうです。場所は、東京に8年程いたと思うんですけれど、帰って来てみたら国分町がだいぶ様変わりしていて、だいぶ風俗店が増えたりとかピンクチラシがそこら中に貼ってあったりだとか落ちていたりとかゴミは凄いし、何かちょっとな、と思って、そこはやめようと思いました。 

K:ええ。 

安藤さん:それでちょっと離れてと思ったんですけれど、仙台は一か所集中型のまだ街ですから、あまりにもね、離れられない所もあって、離れてもお客さんも来ないですから1年位探しましたね。

K:ええ。1年掛かりましたか。 

安藤さん:はい。 

K:ここは国分町にはならないのですか? 

安藤さん:いえ、ここは国分町3丁目ですから。 

K:集中している所が? 

安藤さん:国分町2丁目になります。 

K:そこを少しずらして?そういう事なのですね。 

安藤さん:はい。 

K:もう10年目と伺いました。何月なのですか? 

安藤さん:9月です。今1月ですから、何とか迎えられそうだなと。 

K:そういう思いをされてBarを。大人の世界と思われていた所から今に至るわけですよね。 

安藤さん:何とかね。(考え深げな安藤さん) 

K:有り難うございます。

Q2:国分町はどの様な街ですか?私が国分町という町に伺うのは、まだ2回目なものですから。国分町という町を回っているわけではなくて安藤さんの所へ伺うとしてしかない部分もあるので。 

安藤さん:じゃあ、後で国分町を歩いてみますか?

 K:はい、是非!例えるとどういう町なのかな?と思うのですが。 

安藤さん:そうですね...。私が1番飲む時期って言うか、そういう時期に東京へ行っていて分からなかったというのが大きいのですけれど、帰って来てからなんですよね、国分町という町は。 

K:改めてという事が? 

安藤さん:うーん、大人の町って言う感じがしますね。学生が多いと言う事もありますけれど。やっぱり国分町は、皆がイメージする飲食店の通りというのは、オフィスとかもないですし、途中からはコンビニなんかも出来て来ましたけれどその前はコンビニ等もなくてですね、本当に飲食店、いわゆるお酒を飲むお店だけ、それに必要な酒屋さんとか八百屋さんとかそういう町だったんですよね。大人の町って言う感じですよね。今もお酒飲む以外にお酒を飲む用事以外は行かないと言うか、そういうイメージでしょうかね。 

K:ええ。 

安藤さん:居酒屋さんでは今はランチをする店もありますからこの近くのオフィスの方は行くみたいですけれど。

K:ええ。 

安藤さん:大人の町って言う感じで。国分町という感じがしますね。歩いている人も普通の人じゃない様な、夜の世界の人が歩いている町ですね。そういう気がします。 

K:有り難うございます。 

K:Q3Barから学べる事は何でしょうか? 

安藤さん: こちらは考えて来たんですけれど(事前にご質問をお渡し済み)それは、お客様からですか?我々バーテンダーがですか? 

K:私達が教えて頂ける事を教えて頂けたらと思います。 

安藤さん:これは働いている立場ですので、ちょっと。ただ私もBarが好きで同じ思いになるんですけれど、あのやっぱり客っていうお客さんっていう、学ぶ…例えば、何でしょう、普段お客さんになる場所、例えばスーパーだったりとか百貨店とかいろんな部分で皆さんがお客さんになったり、お客さんを迎えたりしますけれどもお客さんって言うのも相手も自分も色々立場がころころ変わって来る。 

K:ええ。そうですね、確かに。 

安藤さん:やっぱりお客さんとしてお金を払って客だって言う感じがありますけれど、客としての何でしょう、マナーというかそういうのを学べるというのと違うのかな。 

K:分かります。 

安藤さん:と思います。やっぱりお店側とお客さんとお互い協力体制があっていいものが、良い時間を作れるのですよね。 

K:ええ。仰る通りですね。 

安藤さん:そういうのをお客さんから頂くと我々もいい仕事が出来るので、お客さんのなり方って言うのでしょうか、そういうのがBarだと分かるかなという気がします。 

K:ええ。Barですとこの方たちと、例えばカウンターのお隣の方だったり。Barに入って行った時の雰囲気を壊さない様にと思いますね。 

安藤さん:ありますね。 

K:お隣の方のお顔は見ていないのですが、空気だったり、お相手の方が嫌だなと思われない会話が出来たらいいなと思ったり。その方がお話をなさっているのであれば、じっと待っていようかなと思ったり。そういうのが、

安藤さん:協力体制。

 K:という事なのですよね。それが教えて頂ける場所ではありますよね。何となく私が伺って思うのは、お金を払っているという事を置いておいたとしても何となくこう教えて頂いているという感じに段々なって行きますよね。お金を払っていると考えればそうなのですけれど。私もお客様のお仕事をさせて頂いているから両方共分かるのですが、教えて頂いているという気持ちになるので、周りの方達が嫌な思いをしないようにしたいなという勉強は出来ますよね。 

安藤さん:そうです、そうです。それをダイレクトにBarという場所は求められますよね、お客さんに。 

K:はい、そうですよね。 

安藤さん:勝手しちゃ駄目なんだなという事が。 

K:ええ、そうですよね。 

安藤さん:酔っ払ってしまう液体を飲んでいるのに、ちゃんとしていなくてはいけないという矛盾を楽しむ場所なのかなという感じで。そのお酒を飲んでリラックスして、はぁ~となっていいわけですよ。けども駄目じゃないですけれど、緊張感が。 

K:緊張感は走りますよね。 

安藤さん:走りますよね。そのそれが慣れてない頃には凄く緊張して疲れる場所だなと思っていたと思うんですけれど、でもそれが僕が子供の頃格好良く見えていた部分だとも思うんですよ。自分達が行っている所ではないんだなと。 

K:ええ。 

安藤さん:客人としてのBarから学べる事それは、客人としてのあり方って言うかそういうものではないでしょうか。なんて。 

K:有り難うございます。 

安藤さん:いや、すみません。(3へ続く)(1へ戻る)


※当時のインタビューのまま掲載、移行しております。

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